朝廷に奉職する武士の中でも滝口の武士と云えば、私自身のように武勇に優れているだけではなく容姿淡麗な武士から選抜される。
滝口の武士は、朝廷の奥庭を警備している関係上お公卿さんや生え抜きの貴族たちから武勇の技を披露してくれと依頼される。
時には天皇陛下や上皇陛下からも、武勇の技を披露してくれと依頼される。
その滝口の武士の容姿が汚いならば、生え抜きの貴族や上皇陛下や天皇陛下に対して不敬になる。
そこで朝廷の奥庭を警備する武士は、容姿淡麗な武士が選抜されていた。
だから滝口の武士と云うだけで、色男であり武勇にも優れた人物だと解る。
私自身も容姿淡麗であり、剣道1段の腕前ではある。
しかし現在は恋人募集中の身分であり、結婚相手募集中の身分である。
滝口の武士を輩出した我が先祖の血筋を受け継ぐ一族の子弟が、妻や幼女がいないとは情けない事柄である。