陰陽師

陰陽師と云えば、安倍清明を思い浮かべる。

陰陽師守も、れっきとした文官貴族であり陰陽師博士と云う中流階級の貴族である。

日々の業務はと云えば、暦の作成や天体観測。

そして最も重要事項が、皇族や公卿たちの運勢を占う事だった。

公卿たちの日々の活動は、陰陽師に占って貰う事から始っていた。


特に朝廷関係者の運勢を占う事は、陰陽師の日々活動での最重要課題である。

この場合には陰陽師博士が、直接占う。

安倍清明の子孫は、代々陰陽師博士を世襲した。

しかし安倍清明の子孫は、室町幕府の時期には土御門家に氏を変更した。

安倍清明の子孫も、陰陽師博士に任命されなくなり中流階級の貴族としての道を歩みだした。

しかし土御門家となっても、陰陽師の秘宝は代々受け継がれていた。

土御門家は、明治政府では華族階級として陰陽師の秘宝をもって国に奉祀した。