私の若い頃には、ドント欲しいと云うコマーシャルが流行っていた。
でも今現在欲しい物は、軽自動車のキャンピングカーであります。
今流行り病の影響で家での仕事が増えている。
しかし今住んでいるアパートは月2万5千円の安アパートメントであり、仕事が出来る環境ではない。
隣には未成年者の家出少年がいると想えば、無職者で日々遊び歩いでいる少年少女が住んでいる。
こんなアパートメントで、生産性を向上させる仕事が出来るはずがない。
こんな環境では職場での評価は急降下して、挙げ句の果には退職に追い込まれる事は必定である。
そこで考え付いた事柄が、軽自動車のキャンピングカーを購入して仕事場と住居を兼ねると云う対策である。
次の日にキャンピングカーショーを見に行く事にした。
そこで見た物は、この世の物とは思えない金額が並べ立てられていた。
何と1千万以上はザラであり、1億円以上のキャンピングカーも展示されていたのだ。
私は手も足も出なかった。せいぜい出せる金額は、二十万円までが限度額であった。
早々とキャンピングカー会場を後にした。
その帰り道にふと立ち寄ったホームセンターでキャンピングカーを手作りしようキャンペーンがやっていた。
それもレースクイーンがいてハイレグ姿でキャンペーンをやっていた。
私も珠にはハイレグ姿を見てみたいと云う衝動にかられた。
そして良いアイデアを思い付いてしまった。
そのアイデアとは、自分自身の手作りキャンピングカーを作る事である。
次の日からホームセンターに入浸り、キャンピングカーの構想を練りに練る毎日である。
そして月日は流れて、流行り病も忘れられて在宅ワークも終了した。
それからキャンピングカー構想も設計図段階から抜ける事も出来ずに、仕事を捜す事も忘れて図面と向き合う毎日である。