そして関東地区の平氏系統の北条家を監視員に付けたのでございます。
本当は伊豆國の大大名狩野氏の一門衆伊東介か工藤氏などに監視員を依頼したのでございます
しかしながら源頼朝は、流し者になった時には13歳の青年でございます。
また官職も4位の中下兼務兵衛佐と云う官職を拝命していたのでございます。
もしも伊豆國の大大名狩野家一門衆と、源頼朝が懇ろになり平氏討伐に旗揚げする事を怖れたのでございます。
そこで北条家は、伊豆國の少大名クラスであり軍勢をかき集めても50騎馬程度でございます
北条家とは、伊豆國では其れ程度の武士でございます。
そこで平清盛は、安心して預ける事が出来る北条時政に源頼朝の身柄を預けたのでございます
しかしながら北条時政は、近隣の大名たちに人望が存在していたのでございます。
三浦介や千葉介などの大大名たちが、何時も北条家館に来ていたのでございます。
そんな時に源頼朝と話をするのでございます。
話をすれば、仲良くなる事は必然でございます。
また関東地区には、京都の文化的な香りがする男子が皆無だったのでございます。
何時も合戦に明け暮れていて、態度も外見上も荒々しい男子ばかりでございました。
坂東地区の女子も、荒々しい坂東武者を好む傾向が存在したのでございます。
そんな坂東地区に、武家貴族階級で4位の中下兼務兵衛佐と云う朝廷より官職を頂いた男子が来たのでございます。
荒々しい坂東武者しか知らない女子は、宮風な風俗を身に付けた源頼朝は憧れのマトだたったのでございます。
そして最初に源頼朝の❤マークを射止めたのは何と伊東氏の娘さんでございます。
しかしながら源頼朝との間に子供まで授かっていたのに、平氏政権を怖れて引き離したのでございます。
子供は、伊東市を流れる川に遺棄したのでございます。
源頼朝は、北条時政の娘で行き遅れた感が在る北条政子と懇ろになったのでございます。
嫁に行き遅れていた北条政子は武家貴族階級であり宮風の貴公子源頼朝を愛してしまったのでございます。
北条政子は、実家北条家では無く源頼朝を選択したのでございます。
最初は、父親の北条時政も平氏政権の力に怯えて北条政子を引き裂く事に心を砕いたのでございます。
その方策として、伊豆國の国司の目代山木判官と云う武士に政子を嫁がせようと画策したのでございます。
すると北条政子は、縁組の直前に源頼朝と手と手を取り合って伊豆神社に駆け落ちしたのでございます。
伊豆神社には、僧兵を数多抱え込んでいたのでございます。
そこで国司の目代山木判官も、直ぐに伊豆神社に攻め入る事が出来なかったのでございます。
北条時政は、覚悟を決めたのでございます。