源頼朝と13人の仲間たちの主人公は、源氏の氏の長者源右大臣兼務武官の最高職近衛府の右大将源頼朝でございます。
源頼朝の父親は、平治の合戦で平清盛に打ち負かされて京都脱出に成功し家来筋で尾張國の知多半島の有力者長田と云う武士に風呂場にて騙し討ちになった人物でございます。
源義朝は、武勇に優れた武将でございます。
普段ならば、家臣筋の長田に不覚を取る武将ではございません
ところが安堵したのか風呂場でパンツを履く事が出来ず、本来的な武勇を発揮する事が出来なかったのでございます。
本来的には長田氏は、伝来源氏の有力家臣筋でございます。
しかしながら平清盛が、生え抜きの貴族を飛び越えて大政大臣まで昇進したのでございます。
そこで長田氏は、伝来の主君筋源頼朝を騙し討ちして首を土産物に平清盛から恩賞を頂く腹積りでございました。
平清盛は、長田と面会して云ったのでございます。
貴様は、先祖伝来の主君筋源義朝を騙し討ちして首を持って来たと聴いた。
源義朝の首を討ち取ったのは、褒めてやるぞ。
そこで恩賞には、壱岐國か対馬國の何方かの国司に就任する推薦状を書く。
貴様は、壱岐國が良いか対馬國が良いかと訪ねたのでございます。
長田氏は、平清盛の対応が不満でございます。
そこで恩賞としては、平清盛殿の敵将の首を持って来たのでございます。
せめて我が知多半島を管轄する尾張國の守を所望すると云ったのでございます。
平清盛は、長田に対して云いました。
貴様は、主君筋を騙し討ちと云う源氏系統の武士が得意分野とする戦法で源義朝の首を討ち取った。
我が西國の武士は、騙し討ちと云う戦法に対しても抵抗がある
ところが貴様は、先祖伝来の主君筋を騙し討ちにしたのだと云って非難したのでございます。
また平清盛は云ったのでございます。
貴様を尾張國の守にする推薦状を書くと、尾張國は大国であり京都にも近い國である。
貴様のような武士の倫理観が薄い輩は信用する事など出来無いぞ。
貴様は、次は平家を裏切り源氏に味方するはずであると云って長田を批判したのでございます
貴様のような輩には、貴族階級が就任したがら無い壱岐國の守か対馬國の守が似合っていると云ったのでございます。
長田は、平清盛の対応に対してカンカンに怒って知多半島に帰ったのでございます。
そして源頼朝が、鎌倉幕府を創設すると真っ先に父親源義朝を騙し討ちにした長田一族を皆殺しにしたのでございます。
長田一門衆は、真に運が無い一族でございます。
我が一門衆も、一家一門衆三八家が、鍋島弾正忠家に根こそぎ肥前國35万國を奪われてしまったのでございます。
しかし我が一門衆は、ひと様から非難される事は一切行っていないのでございます。
ただ一つ化け猫を飼い続けている位でございます。
今も私自身が、化け猫の子孫筋の化け猫を飼い続けているのでございます。