今まで13年間に渡り、我が足となり肉となってくれた愛車の廃車手続きに陸運局に来ています。
私自身は、20代でタクシードライバーとなりました。
其れは亡くなった渡瀬恒彦先生のドラマ、タクシードライバーの推理日誌を観たからでございます。
私自身は、東京の大学法学部卒業後は警察庁に勤務しようと思っていたのでございます。
しかし国家公務員試験と司法試験の両難関試験を同時並行的に受験した関係上、どちらの試験も落されてしまったのでございます。
そこで警察庁勤務をすっ飛ばして、タクシー会社の履歴書には警察庁勤務経験豊富と書いたのでございます。
我が入部したタクシードライバーの会社は、渡瀬恒彦先生が下町のタクシー会社勤務だったから東京都江戸川区内のタクシー会社に就任したのでございます
ホステスあり風俗女子あり、そして犯罪者あり真面目人間ありでございます。
しかし私自身は、着々の九州男子でありハッタリ男子でございます。
そこで都内の首都高速道路は、まったく理解出来無いので全て乗車拒否して参りました。
そして都市部は、道路事情が分からないので江戸川区内の荒川沿いをウロウロしていたら会社の部長にバレテ新宿&渋谷&日本橋辺りを流せと云う指示書が出たのでございます。
そこで無い知恵を絞り出しては江戸川区内の新宿&渋谷&日本橋と云う地名を探して近辺を流していたのでございます。
しかし無情にも、会社から解雇されてしまったのでございます