其れから鎌倉時代から室町時代そして戦国時代まで武士としての身分を維持していた!
しかし戦国時代に38家存在していた一門衆が、鍋島弾正家に敗北して九州や畿内地域に分裂した。
我が先祖は、辛うじて肥前国で農地を獲得して農民として生きて行く事になった。
そして江戸時代を通じて、田畑を耕作して在る殿様の下で農作業に精を出していた。
江戸時代の農民には、我が先祖のように元々武士と云う輩が沢山存在した。
江戸幕府の政策として外様大名は当然の事、譜代大名や親藩大名も相当に取り潰されていた。
武士は元々農作業も兼務していた。
日々は自分自身の農作業に精を出した。
そして主君が合戦する時には、農作業を投げ出して戦に出陣した。
織田上総介信長以外の武将たちは、農作業の時期には合戦を避けた。
ところが織田上総介信長は、武士と土地を切り離して合戦だけに集中出来る体制を整えた。
しかし宮から遠く離れていた九州の武士団は、兵農分離が思うように進んでいなかった。
我が肥前国も、畿内地域で盛んだった兵農分離は発展途上である。
我が先祖は、武士の身分を脱ぎ捨てて少ない領地で農作業に精を出した。
そして私も、人生の曲がり角になり昔は大嫌いであった農作業が懐かしい。
本当に田舎に帰り帰農したいと云う衝動に駆られてしまう。
速く農業をやりたい。
そして筋肉トレーニングで糖尿病患者を克服したいぞ!