立花宗茂と云う武士は、元々は豊後国の守護職大友氏の家臣筋である。
しかし源頼朝の命令書に従い、守護職大名として九州は豊後国に赴任した。
関東地方の武士団たちは、土地に対する愛着心がとても強い。
大友家では、一家一門衆の中で誰が豊後国に赴任するかで揉めた。
しかし鎌倉幕府の将軍家源頼朝の命令書であり無下に断る事も出来ない。
そこで一門衆が集まりくじ引きで、豊後国に赴任する者を決める事にした。
源頼朝の面前に挨拶に行くと日向国の守護職にも任命すると云う嬉しい😄命令書が発行された
此れで大友家は、九州の豊後国に加えて日向国二カ国の守護職大名である。
鎌倉時代二カ国の守護職大名を拝命する御家人は、何人もいなかった。
相模国に残る事になった大友家一門衆は、相模国の守護職にも指名されず地頭職に終わった。
くじ引きに勝った大友家一門衆は、九州の豊後国と日向国の二カ国の守護職を拝命する事が出来るならば自分自身が行くと手を挙げれば良かったと悔し涙💧を流した。
此れ以後は、大友家一門衆と云えば相模国の大友家ではなく九州の大友家が大発展を遂げた。
この九州に赴任した大友家の家臣筋に立花宗茂の先祖がいた。
大友家では、鎌倉時代や室町時代には九州地方の名門として威勢があった。
ところが秩序が乱れた戦国時代に入ると、薩摩国と大隅国の守護職大名島津家の威勢が圧倒していた。
しかし大友家では、豪胆で合戦上手の高橋家や立花家が島津家の進行を食い止めていた。
しかし多勢に無勢である。
島津家は、隼人族であり独特の拳法を使い大友家の領地を侵略した。
そして遂には島津家の進行を食い止める事も出来ず、大友家は倒産した。
立花宗茂は、豊臣秀吉の近習として取り立てられて何と九州柳川藩の大名に抜擢された。
しかし豊臣秀吉も歳には勝つ事が出来ずに、江戸幕府を開いた徳川家康の世の中になった。
立花宗茂は、豊臣秀吉の御恩返しがしたいと言って石田三成の西軍に属した。
でも徳川家康とも仲が良く、東軍の加藤清正や福島正則などの仲は良かった。
其れから江戸に行き長屋暮らしをした。
その間には内職に精を出して生活苦を味わった。
その浪人生生活二十年目に突入した時、江戸幕府からの呼び出しがあった。
そして徳川秀忠は言った。
この立花宗茂の大名復帰は、肥後熊本藩加藤清正と広島藩福島正則の二人の働きが功を奏した
加藤清正と福島正則は、豊臣秀吉の朝鮮半島出陣の時虎に食べられそうになった。
その窮地を救ったのが、立花宗茂であった。
